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  プログラムレポート2013
   
 

平成25年3月16日に行われたユースクラブの「VSレアアニマル」のレポートです。

   
 
開催概要
【日時】平成25年3月16日  15:00〜17:00
【場所】こどもの城 3階プレイホール
【内容】
「“レアアニマル研究所”の珍獣たちがにげだした。みんなで珍獣たちをつかまえよう!」という設定のゲーム大会。企画運営はこどもの城ユースクラブが行いました。
【参加者数】202人
 
   
 

【こどもの城ユースクラブ】
「ユースクラブ」は平成24年度まで活動していた、小5〜中3で構成しているこどもの城の講座の一つです。「あそび」を通して仲間をつくることを目的として、「仲間でいっしょに取り組んで楽しいこと」を基準にみんなで話し合い活動を展開しています。クラブとしての最後の活動のテーマは「自分たちの夢を実現すること」。そこで、こどもの城の来館者を対象とした「イベント」の企画・運営を行うことになりました。

   
 
 

活動内容を決める作戦会議

最終回の活動内容を決める「作戦会議」で、ストーリー仕立てのゲーム大会を行うことにしました。
メンバーは様々な意見を出しながら、まずゲーム大会のテーマを「珍獣ハンティング」と決めました。その後、「VSレアアニマル」と、「レアアニマル研究所で研究している珍獣たちが逃げ出したので、こどもの城の来館者たちに捕まえるのを手伝ってもらおう」という設定を決めました。研究所には4つの研究室を設けることと、それぞれの研究室でのレアアニマルの捕まえ方も相談しました。  

   
 

プログラム説明ビデオも自分たちで作ります

参加者に、ゲーム大会の設定をわかりやすく理解してもらうため、説明ビデオも作ることにしました。
まるで、どこかのテーマパークのアトラクションのようです。「所長大変です!」と、迫真の演技です。完成したビデオは、事前に館内に流し、当日もゲーム大会周辺で流すことにしました。

   
 

前の週から準備を行う

細かいルールを詰め、ゲームに使う道具を作るため、実施の前の週にも準備を行いました。開始前日の金曜日にも学校を終えたメンバーが会場設営に。

当日は開館時間前の9時半からこどもの城に集合。午後3時のイベントスタートに向けてラストスパートです。壁や天井からレアアニマルたちを飾り付けたり、ブルーシートで池を作ったり、電動工具まで持ち出したり。それぞれの研究室を急ピッチで作り上げていきました。
   
 




そしてVSレアアニマル開催

午後3時。いよいよイベント開始の時間です。
スタート前からゲーム大会受付前には長蛇の列。  事前に作った説明ビデオを見てもらい、説明係のメンバーが図やボードを使って研究所のまわり方を丁寧に説明しました。

 研究室は全部で4つ。池ににげたレアアニマルを釣り上げるエリア、的あてのように「麻酔玉」をレアアニマルにぶつけて気絶させるエリア、うちわを使って風を起こし、その風力で木の上のレアアニマルを落とすエリア、そして暗やみにかくれたレアアニマルをサーチライトで見つける「暗やみかくれんぼゲーム」のようなエリアです。研究所を全部まわったら、ゴールの研究所長の間へ。そこで、「レアアニマルを捕まえてくれてありがとう」という研究所長からの感謝状もらうとゲームは終了します。

 それぞれの場所で、それぞれのメンバーが工夫をこらして「レアアニマルを捕まえる」というゲームを展開しました。その結果参加者数は100人を超え、プレイホールの大人気プログラムとして、活気に満ちた空間をつくっていました。

   
 

メンバーの感想

《中3 田原茉未子 》
これで最後のユース活動。「やりたいことを全部やってしまおう」と、作戦会議で盛り上がりました。来館者向けイベントを土曜日に行うというのは初めての経験で、準備に当てることのできる時間は少なく、間に合うのか不安もありました。しかし前日にも準備するなど、イベントを企画運営するのも最後だろうという気持ちから強い団結力を発揮し、お客さんの笑顔がたくさん見られるようないいイベントに出来たと思います。それがなによりも嬉しかったです。

《中2 後関惠 》
準備の時間がとても少なく、きつきつのスケジュールを組んでいたのですが、あるメンバーの「今まで何とかなってきた」という言葉に救われ頑張りました。少ない時間の中でも、「こうしたら面白そう」と、メンバーのちょっとした発想をみんなで膨らませていき、「こう変えたら形にできそう」と、実現させていくことができたと思います。 プログラムが始まってからは、予想よりたくさんのお客さんが来てくれて、たくさんの笑顔が見られ、メンバーの団結力はさらに高まりました。来館者の方が楽しんでくれた以上に私達メンバーも楽しめたと思います。 私達がこのように自分達でプログラムを考え、作り上げ、実現させることは、普段学校では習えないことです。とても貴重な経験だと思います。

ユースクラブとしての活動はこれで終わりになりますが、メンバーのみんなはこの活動で学んだことをいろいろな場面で発揮してくれると思います。このプログラムを行うにあたり協力してくださったリーダーや保護者のみなさん、また来館してくれたみなさん、ありがとうございました。

   
 

スタッフの感想

平成4年度から21年間活動してきたクラブの活動も今回が最後となり「これが最後の活動になるけれど、どうする?」とメンバーに問い合わせたところ、「最後だからこそ、自分たちらしく、やりたいことはできるだけ全部やろう!」と言う答えが。全員で一致団結し、話し合いを、そして準備を進めていきました。イベントが始まる前、全員で円陣を組み、「イイ活動にしような!」という声かけに、全員がとてもいい笑顔で「オー!」と答えました。みんなこの時点ですでに十分満足しているんだなと感じた瞬間でした。

このクラブは中3になると「卒業」をむかえます。しかし、卒業しても活動の前後に遊びに来てはお菓子を差し入れてくれたり、大学生になりボランティアリーダーとなって今度はメンバーをサポートする側にまわったりと、学校や地域とはまたちがった「タテのつながり」、「仲間の関係」があります。
この時もまた、卒業したメンバーが互いに声を掛け合い、最後のイベントを盛り上げに来てくれました。

実はユースクラブには『夢の国の仲間たち』という歌があります。これは初代の卒業生が1番の歌詞を作り、その後毎年卒業生が1番ずつ足してできあがっています。そしてこの時できあがった21番の歌詞に、「築いてきた仲間の絆は消えない・ずっと夢の国は続いていく…」と歌いました。きっとこのクラブのメンバーたちは、これからも自分たちで「築いてきた仲間の絆」をしっかりとつないでいってくれるのだと思っています。
《ユースクラブ担当 山本博之 》

   
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