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  プログラムレポート2012
   
  平成24年4月30日、5月13日に行われた「せかいの色はどんな色?ダリオさんといっしょに色で遊ぼう」」のレポートです。
   
   
 
開催概要
【日時】
平成24年4月30日、5月13日 
両日ともに11:00〜12:30
【場所】こどもの城 3階造形スタジオ
【内容】イタリアのアーティスト、ダリオ・マレッティさんと一緒に、大きな布にたくさんの色を使って、ダイナミックに絵を描きました。
【参加者数】年中〜小4 
4月30日=21人5月13日17人 
※事前募集、参加費=1,000円(入館料別途)
   
 
   
 

ダリオ・モレッティさんとの出会い  

こどもの城は、平成22年11月、北イタリア・マントヴァ市で開催された「国際子ども芸術・演劇フェスティバル Segni d'infanzia  」に招聘され、子ども対象ワークショップと指導者向け講習会を実施しました。
ワークショップでは、「グループ活動」の造形プログラム『かげをうつそう』を行い、イタリアの子どもたち200人が参加、光と影をテーマに楽しみました。

   
  このフェスティバルのアートディレクターを務めたのがダリオ・モレッティさんです。子どもたちのための舞台作品を数多く創り発表している劇団Teatro all’improvviso(テアトロ・インプロヴィーゾ)を主催し、演出家、美術家、俳優、近年は絵本を出版されるなど幅広く活躍されています。こどもの城では、フィスティバルをきっかけに、平成23年よりダリオさんのワークショップを行い、交流を続けています。
   
   
 

ワークショップ スタート。布を使って大変身!

「チャオ〜!(こんにちは)」元気な挨拶で始まったワークショップ。講師は、日本から飛行機で12時間!のイタリアからやってきたアーティスト、ダリオ・モレッティさんです。

簡単な自己紹介の後、取り出したのは、1枚の大きな布です。絵を描くのかなと思いきやモデルになった子どもの身体に巻きつけて何かをつくり始めました。子どもたちはじっと様子を見守ります。すると、1枚の布があっと言う間にドレスやマントに大変身。子どもが、俳優やモデルのような足取りでみんなの前を歩くと、みんなから拍手がわき起こりました。

緊張は一気に解きほぐれ、次に何が起こるのか子どもたちはワクワクした面持ちで見守ります。すると、今度はダリオさんが布を水にひたし、子どもたちの前に置きました。みんなで協力して床に広げるそうです。

   
 

みんなで描く。絵のテーマは?

 
ここでダリオさんから「みんなで1枚の大きな絵を描くこと」と、「今日のテーマ」が発表されました。
こどもの城の外を泳ぐ鯉のぼりに感激したダリオさん。端午の節句に近い4月30日は「空を泳ぐこいのぼり」、母の日でもある5月13日は「お母さんの顔」がテーマです。
   
 

色をつかい、身体を動かして、描いてみよう!

 

子どもたちは布を囲んですわり、ダリオさんから一本ずつ手渡された黒の色鉛筆を使って、こいのぼりやおかあさんの顔を描きました。布一杯に余す所なく絵が描けたら、1人1色ずつ絵の具の入ったカップを持ち、色鉛筆で描かれた線をなぞっていきます。

「1、2、3、ストップ!」ダリオさんの合図で手をとめたら、全員が少しずつ場所を移動し、また描きます。これを繰り返し、線の内側も塗っていくと、色が混じり形が溶け合った見たことの世界が現れました。絵を見ていると想像力がかき立てられます。溶け合った色や形から新たに見つけたこいのぼりやお母さんの顔を、絵の具の上から黒の色鉛筆で描き、素敵な作品が完成しました。

   
 
   
 

【作品展示】
完成した作品は、5月23日(水)〜7月1日(日)までこどもの城3階ロビーで展示をします。 ぜひ、見に来てください。

   
   
 

スタッフの感想

自らも舞台に立つというダリオさん。ワークショップでは、1枚の布を使った即興的なパフォーマンスで緊張を解きほぐし、子どもたちは構えることなく自然に描くことに引き込まれていきました。
大きな布とたくさんの色を使い、身体を動かして描くワークショプは、「遊び」の中に子どもたちの可能性を拡げるたくさんの要素が詰まっています。1枚の大きな布にみんなで描くと言った共同制作が、おたがいを尊重し合う社会性を培い、色からイメージを喚起させ、全身を使って描く制作方法が、色、身体、リズム、想像力など、さまざまな要素を含んだ総合的な表現力を養います。

また、ダリオさんと一緒に表現活動をすることによって、イタリアをはじめとする異文化を身近に感じ興味を持つことが、国際性を育むきっかけにもなります。
ダリオさんとの活動は、子どもたちの世界をより豊かに彩る貴重な時間となったのではないでしょうか。

(造形スタジオスタッフ 飯田紀子)

   
   
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