体育室がなんとテレビ局に！？ 　

いつもはバスケットやサッカーなどでにぎわっていますが、この2日間はマイクやテレビ、カメラがいっぱい。事前に募集した11人の子どもディレクターによる開局宣言で〔こどもの城〕となる子どもが作るテレビ局が開局しました。
記念すべき最初の番組は、ディレクター達による「ピコ笑（わら）ステーション」。目隠しクイズや絵描きクイズで集まった観客は笑いの渦に包まれました。

みんなで作ろう！

当日来館した子ども達（小学生以上）が番組制作に挑戦です。体育館の一角は番組制作室。第一から第三まで、三つの番組を同時進行で制作していきます。スタッフやボランティアなど大人も入りますが、主役は子ども達。子どもディレクター中心にどんな番組を制作するか会議が始まります。机を囲んで話し合うグループ、ホワイトボードにアイデアを書き込むグループ、早々と模造紙やボードでフリップを作ったり、煮詰まって無言になるグループもありました。小道具を使って衣装を考える余裕のあるグループもいたり、とにかく短い制作時間でみんながんばりました。

緊張の生放送！

テレビの枠をイメージしたステージがメインスタジオ。観覧するお客さんを目の前にして、まさに公開生放送。スタッフの「スタート」の声で緊張の本番です。三択クイズやおもしろニュース、着せ替えバラエティにイントロクイズ。観客参加型のクイズやゲームなど８本の番組が出来上がりました。参加してくれた子ども達からは「楽しかった」「緊張したけどがんばった」「みんなが笑ってくれてよかった」中には「GWにまたやりたい」などの感想がきかれました。

こどもの城初！インターネットで全世界に生配信♪

このテレビはインターネットを使って生配信。なんと全世界で放送されていました。これも［こどもの城］初！の試みです。家で留守番をしているお母さんに電話をかけて「インターネットにつないで」と電話するお父さんや、体育室内からご自分の携帯端末でアクセスする保護者の姿も見られました。番組制作の子どもたちもパソコンで配信されている会場を見て「えーっ、ほんとだ」と急いで制作室に戻っていくなど、配信されていることで参加意欲が高まったようです。

スタッフの感想

毎年実施しているドルッチャシリーズ。今回は当日来館した子ども達との番組制作という事で、正直どのようになるかスタッフもドキドキでした。威力を発揮してくれたのが事前募集の子どもスタッフです。当日参加の子ども達とコンビになって一緒に準備したり、話し合いの中心になったり、とても心強い存在でした。限られた時間で役割分担し、使える物品を工夫して作り上げた番組は面白く、「そうきたか？！なるほど！」と改めて子ども達の柔軟な発想力に驚かされました。会場には小さい子ども達も遊べるように天気予報やニュースキャスター気分の味わえるブースも用意しました。中には番組のない時間にメインスタジオでニュースを発表したり、歌やトークで会場を盛り上げてくれました。（もちろんこちらも生配信！）子ども達がやりたいと思ったことを「出来た」に変えるテレビ局。また開局しますので、是非あそびに来て下さい。
（ピコピコドルッチャテレビスタッフ　遠藤由加里）