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青山劇場・青山円形劇場の活動

「児童の福祉・文化の向上を目指して、児童に内外の質の高い舞台芸術・音楽を鑑賞する場を提供し、また児童をそれらの芸術活動に参加・交流させることにより、豊かな情操と創造性を育てる。併せて、優れた劇場機能を活かした斬新な活動を推進し、万人のためのよりよい舞台芸術・音楽の発展、普及に資する」。 この運営目標を実現すべく、開館以来、「文化施設」と「文化事業機関」の両面を併せ持つ劇場として運営してきた。演目を選定して劇場を貸すという貸劇場公演と、公演作品を企画・制作して発信していく自主(共催)・提携公演を行うことである。

開館当初、こどもの城発の作品を発信しようという強い意識から、以下の作品が生まれ、それぞれシリーズ物として定着し高い評価を得た。閉館まで継続したもの、その使命を全うし終了したもの、その流れをくむ作品に発展的につながったものと分類される。



□青山劇場:「青山バレエフェステバル」 → 「ローザンヌ・ガラ」
□青山円形劇場:「青山演劇フェステバル」(終了)
「ア・ラ・カルト」 → 「ア・ラ・カルト2」
「オブジェクト・シアター」(終了)
「五線譜のなかの動物たち」(終了)
「キリンファミリー劇場」(終了)
「こどもの城・キリンファミリオペレッタ」 → 「ファミリーオペレッタ」
「月猫えほん音楽会」

また、開館11年以降は、運営目標に照らし、以前からのシリーズ物のほか、演劇、音楽、舞踊などの各分野で今後の活動が期待されるカンパニー・アーティスト等と協力・提携して公演を行い、パブリックな文化機関として先進的な文化・芸術を発信する役目、児童・青少年をはじめ、各年代、各層にわたる多くの人々の福祉の向上に貢献する役目、できる限り廉価で質の高い公演の鑑賞の機会を提供する役目を再認識し、外国の舞台芸術の鑑賞の場の提供及び共同制作にも力を入れるべく以下のシリーズ作品を生み出した。

□青山劇場:「ダンスビエンナーレ(トリエンナーレ) TOKYO」(青山円形劇場も)
「東京国際和太鼓コンテスト」
「青山太鼓見聞録」(青山円形劇場も)
□青山円形劇場:「Aoyama First Act」
「青山円劇カウンシル」
「青山演劇LABO」
「Dance Exchang」

このような自主(共催)・提携公演作品の発信により劇場が求心力を持ち、劇場のポテンシャルを高めることに成功し、劇場使用希望者に刺激を与えるとともに営業的効果(貸館)にも結びつき、全体として高い稼働率を保った。


青山劇場では、劇団四季が開館記念公演「ドリーミング」でコンピュータ制御のハイテクな舞台機構を駆使した演出を披露して以来、その演出の流れはジャニーズ事務所「少年隊PLAYZONE」、日本テレビミュージカル「アニー」と受け継がれた。その後も数々のミュージカルが上演され、ミュージカル劇場としての評価が定着した。閉館までその傾向は変わらなかったが、開館25年以降は新進の制作会社のミュージカル制作への参入も積極的に受け入れ、日本のミュージカルシーンのバリエーションの多様化に貢献できた。 また、青山円形劇場は完全円形空間のおもしろさからさまざまな実験的、先駆的な舞台作品が作られ、そのジャンルもダンス、演劇、人形劇、演芸、ライブパフォーマンス、クラシックコンサートなどと多岐にわたった。特に若手の劇団にとっては青山円形劇場で上演することが羨望のまととなっていて、開館11年以降は徐々に若手劇団の台頭も目立つようになった。

30年を振り返り、青山劇場と青山円形劇場の果たした役割・成果は何だったのか?

青山劇場は“東洋一”とうたわれたコンピュータ制御の舞台機構でミュージカル、バレエ、コンサートなどあらゆるジャンルの舞台芸術に対応した。特にミュージカル公演が定着し、公演をとおして若手の俳優を育てるなど、ファンの聖地・ミュージカルの殿堂とまで言われるようになった。
青山円形劇場は観客が取り囲む形状の舞台空間が、他の劇場ではできない演出ができると、創り手の感性を刺激し、80年代からの小劇場ブームを牽引した。また、30年にわたり、毎年〔こどもの城〕発のファミリー向けオリジナル作品を創造・上演し、児童の情操と創造性の育成に寄与した。
また、両劇場はバレエ・ダンス文化の発信地としての役割も果たした。青山劇場ではバレエフェスティバルが15年間開催され、アジア初の「ローザンヌ国際バレエコンクール」の会場にもなった。近年はコンテンポラリーダンスのフェステバルも開催され、世界各地からたくさんのダンサー・関係者が集った。
このように世界にも知られる文化の拠点となり、両劇場は大人も子どもも楽しめる本物の、そしてここでしかできない舞台芸術の創造・発信地として機能したものと思われる。

 
 
 
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