こどもの城は、「児童の健全育成の推進」を役割の中核ととらえ、〈あそび〉を成長・発達に欠かせない栄養と考え、健康と安全、健やかな成長を目的にしたプログラムを開発・実践してきた。時代のニーズに即したプログラム、乳幼児、小学生、中高生、家族単位のプログラム、居場所を必要とする思春期児童をも視野に入れた事業に取り組み、多くのプログラムは児童館のモデル事業として普及した。
また、唯一の国立の児童館として、プログラムを〈動くこどもの城〉事業などをとおして全国へ普及すること(平成6〜26=1994〜2014年/720件実施し、約40万人が参加)、研修会・講習会をとおして全国の子どもにかかわる児童厚生員、保育士、小児保健各分野の専門家への働きかけ(約2万人の人材を育成)、青年から育児経験のある女性を対象にした2,700人を超えるこどもの城ボランティアの育成も行った。
こどもの城の国立総合児童センターとしての役割は、
@先駆的なプログラム開発
A子育て支援の取り組み
Bプログラムの全国への普及と人材育成
の3点に分類される。
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