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東日本大震災で被災されました皆様に心からお見舞い申し上げます。1日も早い復興と皆様の安全と健康を心よりお祈り申し上げます。 |
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こどもの城(公益財団法人児童育成協会)では、平成23年3月11日の地震発生直後から、「子どもたちに何ができるだろうか」と手探りの中で復興支援活動を行ってまいりました。子どもたちには、どのような状況にあっても豊かな遊び環境が保障されていることが必要であり、遊び環境を整えることを働きかけることは、こどもの城や児童館の果たすべき大切な役割です。
こどもの城が行った支援活動にご協力いただいた皆様に深く感謝申し上げます。 今後も各種団体等と共同で息の長い支援活動に取り組んでいかなくてはならないと確信しています。この報告が、被災された子ども達のための今後の新たな支援事業の展開につながればと考えています。
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【こどもの城で緊急に行った支援活動】 |
経験のない大きな揺れは東京でも大きな衝撃でした。当日は、帰宅困難となった来館者へ軽食提供、寝具の貸出、子どもたちには遊び場の提供やおむつ、おやつの配布を行い、100人以上の宿泊対応を行いました。
余震が続く中、来館者の安全確保のため、3月12〜18日まで休館しました。都心のインフラも混乱する中、時間とともに被災地でも厳しい状況が伝わってきました。未曾有の大災害を前に「子どもたちに対して何ができるだろうか」と考え、緊急の支援として以下の取り組みを行いました。 |
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義援金の寄付
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平成23年3月19日〜8月31日、義援金箱に皆様の協力により集まった77,980円を、東日本大震災義援金として日本赤十字社に寄付させていただきました。 |
児童館の設備復旧のための寄付
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平成23年4月10日、こどもの城青山劇場で、こどもの城児童合唱団・こどもの城混声合唱団によるチャリティーコンサート「子どもたちのサウンドメッセージ」を実施しました。
売上の一部と、募金箱に皆様の協力により集まった300,700円を、東日本大震災による鵜住宅児童館、唐丹児童館の設備復旧のための寄付金として社会福祉法人 釜石市社会福祉協議会へ寄付させていただきました。
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文房具の寄付 |
平成23年3月31日、こどもの城音楽講座の子どもたちやご家族の協力で集ったペン、ノートなどの文房具を岩手県大船渡市立末埼小学校に寄付させていただきました。
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おもちゃの寄付 |
平成23年4月10・17日に、職員、ボランティアから集めたトランプ、かるた、お絵かき帳などを岩手県移動児童館の拠点「岩手こどもの森」へ寄付させていただきました。
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鯉のぼり掲揚式典への招待
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平成23年4月17日、こどもの城ピロティで100匹の鯉のぼり掲揚式典「こいのぼりがいっぱい〜みんなでゲンキに〜」を実施、福島県から関東近郊へ避難しているご家族を招待させていただき、
横綱白鵬関とともに鯉のぼりの掲揚セレモニーをした後、昼食をはさんでこどもの城で遊びました。
被災者ご家族:55人(赤坂プリンスから35人、等々力アリーナから20人)
共催:厚生労働省、こども未来財団、児童健全育成推進財団
協力:日本鯉のぼり協会 |
こどもの城への招待
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平成23年4月17日〜5月29日、
被災された方の入館料とプール利用料を無料としました。約80人の方にご利用いただきました。
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夏物衣類の寄付 |
平成23年6月24日、こどもの城音楽講座の子どもたちやご家族の協力で集った夏物衣類を宮城県利府町立利府小学校に寄付させていただきました。 |
義援金の寄付 |
平成23年9月23・24日、こどもの城秋まつり会場の義援金箱に皆様の協力により集まった9,993円を、東日本大震災義援金として、東日本大震災みやぎこども育英基金、東日本大震災ふくしまこども寄付金、いわての学び希望基金にそれぞれ3,331円寄付させていただきました。
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クッキーの販売
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平成24年9月22・23日、こどもの城秋まつりで、福島から東京に避難してきている方々のチームが作った「にこまるクッキー」を販売させていただきました。
※「にこまるプロジェクト」は、被災地で作られた手作りクッキーを首都圏の生活者が買うことで被災地の方の収入につながるというプロジェクト。 |
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【被災地で行った支援活動】 |
被災地に赴いて行う支援活動として福島・岩手・宮城で支援活動を行いました。24年度は、毎月1回程度、福島県郡山市にうかがい、事業のお手伝いをさせていただいております。現地の保護者の方から「こんな大変なところによく来て下さいました」と声をかけていただくこともたくさんあります。被災地で、震災のつめ跡が残っていることを見聞きし、これからますます継続的な支援が必要であることを実感させられます。 |
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スタッフの被災地派遣
遊びをとおして子どものケア支援 |
平成23年4月2・3日、
福島県・国立那須甲子青少年自然の家からの依頼を受けて、子どもたちと紙相撲、こま、折り紙などの遊びをとおした支援を行いました。
スタッフ1人とこどもの城ボランティア3人を派遣。青少年自然の家に避難している50人の子どもたちへケア支援活動を行ないました。
※福島県・国立那須甲子青少年自然の家は、こどもの城のキャンプ活動をとおして交流させていただいています。 |
国庫補助事業
「動くこどもの城」での支援
〜岩手・宮城・福島〜
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国庫補助事業「動くこどもの城」をとおして、岩手、宮城、福島の児童館等の施設で、子どもとその保護者及び児童館スタッフやボランティアを対象にした音楽遊び、絵本プログラム、ボランティア交流などの支援活動を24年度中に、計7回実施しました。
7月4〜11日 |
岩手県種市放課後児童クラブ
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9月10日 |
宮城県仙台市貝が森児童館 |
9月17日 |
宮城県仙台市虹の丘児童館 |
10月15日 |
宮城県仙台市南吉成児童館 |
10月20日 |
福島県会津美里町構造改造センター |
10月24日 |
福島県相馬市中央児童センター |
11月20・21日 |
福島県二本松市保健福祉センター |
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スタッフの被災地派遣
〜福島県郡山市〜
「郡山市子ども総合支援センター ニコニコこども館」
「ペップキッズこおりやま」
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郡山市子ども支援課との連携のもと、東日本大震災後の子ども達の心のケアを目的にした「心と体のリフレッシュ事業」、「楽しいリズム・みんなでライブ事業」へ職員を月1回職員を1〜2人派遣。24年6〜12月までに9事業に対してのべ18人の職員を派遣しました。
6月3日 |
いろいろ遊び
0〜1歳児と保護者 46人 |
8月5日 |
いろいろ遊び
1〜2歳児と保護者 35人 |
9月2日 |
基礎運動からエアロビと幼児体育遊び
3〜5歳児と保護者 29人
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9月2日 |
手作り楽器と手話ソング
3歳児〜小2と保護者 23人 |
9月30日 |
手作り楽器とピップホップ
3歳児〜小2と保護者 17人 |
10月7日 |
手作り楽器と手話ソング
3歳児〜小2と保護者 47人 |
10月28日 |
手作り楽器とピップホップ
3歳児〜小2と保護者 38人 |
11月4日 |
体をほぐストレッチ運動
大人 14人 |
12月2日 |
いろいろ遊び
0〜1歳児と保護者 24人 |
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【平成24年の支援活動】 |
平成24年度は、全国を視野に入れたメッセージの発信、各専門団体や自治体との連携を強化した事業を展開、さらに一歩踏み込んだ事業展開を行っています。 |
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児童館こいのぼりがいっぱい
プロジェクト
みんなでゲンキに!


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平成24年4月21日〜5月20日、全国の275児童館で「児童館こいのぼりがいっぱいプロジェクト」を実施、みんなでゲンキに!というメッセージを発信しました。
東日本大震災から1年経過後も、県外避難している方々が多いことから、こどもの城と全国の児童館、こどもの国が連携し、「遊びにおいでよ児童館に!」「忘れない!みんなでゲンキに!」というメッセージを発信する事業を展開しました。
1か月を超える鯉のぼりの掲揚、共通ポスターやロゴの掲出、鯉のぼり作りのワークショップなどを全国で行いました。
共催:
財団法人 児童健全育成推進財団、
社会福祉法人 こどもの国協会
協力:日本鯉のぼり協会
→平成24年度実施報告
→平成25年度実施報告 |
東日本大震災
中央子ども支援センター
との連携事業
「プレイ! プレイ!! プレイ!!!
プロジェクト」
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平成24年8月20〜24日に、東日本大震災中央子ども支援センター協議会との連携で「遊びを通じた親子支援プロジェクト」をこどもの城で実施しました。こどもの城への招待、保護者のための各種相談コーナーや託児スペース等を設置し、専門家による親子支援事業を展開。
5日間でのべ125人の親子にご参加いただきました。
※東日本大震災中央子ども支援センター協議会は、先の大震災で被災した子どもたちやその保護者を支援するための機関として、日本子ども家庭総合研究所(社会福祉法人母子愛育会)内に設立されました。この協議会には官民がメンバー・オブザーバーとなり、協力してミッションを遂行していています。事業は各県と連携し、現地のニーズ・オーダーを捉え実施されています。こどもの城は、平成23年度末に加盟しました。
→東日本大震災中央子ども支援センター協議会
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がんばろう東北
酪農キャンペーン
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平成24年6月30日、こどもの城で「がんばろう東北の酪農」を実施。復興支援の一環として東北の牧場の活動や酪農の現状を都会の子どもたちに紹介しました。
酪農の仕事の紹介、産物として牛乳の消費促進のPR、「牛乳ができるまで」を紹介するパネル展示や干草で遊ぶコーナー、牛乳パックで帽子をつくるコーナーなどを展開しました。
主催:東北酪農青年婦人会議(全酪連仙台支所)
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保育所での運動指導 |
平成24年11月8日、福島県川内村かわうち保育園(2〜5歳・9人)で運動遊びの指導を行いました。
※東日本大震災中央子ども支援センターからの依頼 |
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【平成25年の支援活動】 |
平成25年度も、全国を視野に入れたメッセージの発信、各専門団体や自治体との連携を強化した事業を展開、さらに一歩踏み込んだ事業展開を継続して行っています。 |
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外部のさまざまな団体との協力で行う「被災地の今 そして希望」シリーズとして、復興支援活動の一端を担わせていただきました。 |
被災地の今 そして希望1
「僕らは今を生きている」展
〜東北の子どもたちからのメッセージ〜 |
平成25年3月9日〜4月7日、写真集「僕らは今を生きている」の写真パネル展示を行いました。
主催:財団法人児童健全育成推進財団 |
被災地の今 そして希望2
「3/11キッズフォトジャーナル
震災から3年目の記録」
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平成25年4月20日〜5月6日、写真新聞「3/11キッズフォトジャーナル 震災から3年目の記録」展を行い、5月5日には新聞作りに携わった子どもたちによるトークイベントを行いました。
「3/11キッズフォトジャーナル 震災から3年目の記録」は、復興の様子や日々の生活の移り変わりを、子どもたちの目線で切り取った写真や文章を紹介した新聞。3月11日に合わせて発刊。この1年に撮影した写真と文章、新聞の拡大パネルを展示し、メディアでは報道しきれていない東北の現状を伝えました。
主催:3/11キッズフォトジャーナル
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被災地の今 そして希望3
ヒト展「ありがとう」 |
平成25年6月2〜9日に、渋谷区の小学生やベトナム、アフガニスタンなど国内外の児童による
「人間」をテーマにした美術展を開催しました。東日本大震災で被災した人々の心が少しでも明るくなるように、「ありがとう」をテーマに実施。本シリーズ1で行った写真パネルも合わせて展示しました。
主催:渋谷ユネスコ協会 |
家庭向け運動遊び紹介冊子
「こころと体を育てる遊び」の作成 |
親子で一緒に体を育てる楽しい遊びを紹介する冊子「「こころと体を育てる遊び」に協力、運動プログラムの提供を行いました。冊子は福島県を通して家庭に配布されました・
発行:平成26年3月
発行元:福島県社会福祉部 |
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【平成26年の支援活動】 |
平成26年度も全国を視野に入れたメッセージの発信、各専門団体や自治体との連携を強化した事業をを継続して行っています。 |
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鯉のぼり掲揚式
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平成26年4月13日、こどもの城ピロティで鯉のぼり掲揚式を行いました。
鯉のぼりを子どもたちの元気の象徴として捉え、日本全国の子どもたちがみんなで元気になれるようにと願いを込めました。こどもの城児童合唱団の子どもたちの歌声にのせて鯉のぼりを掲揚しました。
協力:日本鯉のぼり協会 |
忘れない!みんなでゲンキに!
児童館こいのぼりがいっぱい
プロジェクト2014

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平成26年4月1日〜5月31日 、全国の400以上の児童館で「児童館こいのぼりがいっぱいプロジェクト」を実施、みんなでゲンキに!というメッセージを発信しました。
こどもの城と全国の児童館、こどもの国が連携し、「遊びにおいでよ児童館に!」「忘れない!みんなでゲンキに!」というメッセージを発信しました。
共催:
財団法人児童健全育成推進財団、
社会福祉法人こどもの国協会
協力:日本鯉のぼり協会 |
がんばろう東北
酪農キャンペーン
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平成26年6月14日、「がんばろう東北の酪農」を実施。復興支援の一環として東北の牧場の活動や酪農の現状を都会の子どもたちに紹介しました。
酪農業の紹介、牛乳の消費促進PR、「牛乳ができるまで」の紹介パネル展示や大人気の干草で遊ぶコーナー、牛乳パックで帽子をつくるコーナーなどを展開しました。
主催:東北酪農青年婦人会議(全酪連仙台支所)
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国庫補助事業
「動くこどもの城」での支援
〜岩手・福島・宮城〜
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国庫補助事業「動くこどもの城」をとおして、児童館等の施設で、子どもとその保護者及び児童館スタッフを対象にした支援活動を実施しました。
6月4日 |
福島市野田児童センター
「とり+かえっこ」 |
6月14日 |
福島県児童館連絡協議会
「レクリエーション大会」 |
7月17日 |
東日本大震災いわて子ども支援センター
「親子で遊ぼう!パペットランド」 |
10月20日 |
気仙沼市立児童館(代表:古町児童館)
「身近な道具でスポーツあそび」 |
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お問い合わせ |
こどもの城 事業本部
TEL 03-3797-5675
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